レースで頑張るのは誰でもできるからこそ、普段からゆったりと暮らす意識で-2023年9月

月間まとめ
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さて、2023年9月のトレーニング日誌をまとめながら、今月の学びを抜粋してダイジェストにしていきましょー!

いぇい!

身体を使っていないかのごとく、使う

今月は、ワールドウィングの小山先生が仰っていた「身体を使っていないかのごとく使う」を実践して、歩行がかなり良くなった月やなと思います。

そのためには、まず身体を使おうとする意識=力感を抜く必要があって。

普段の生活から力感を抜くためには、精神的にゆったりとするように心掛けるといいんやろなぁという仮説の元、今月はゆったりを意識しながら、生きてみました。

その結果、今まで右腕だけの片手スイムやったのが、両腕で泳げるようになったり(左肩の関節窩の詰まりや上腕二頭筋・三頭筋の筋肉の力感が抜けた)。

歩くときに、それほど屈指することなく、指が伸びた状態で歩けるようになったりと、多くの成長や機能改善を実感しました。

靴によって、麻痺の度合いが変わる

また、久しぶりにビンディングシューズを履いてバイク練習をした時のこと。

ワールドウィングで手に入れたBeMoLoⓇ(ビモロ)シューズを普段は履いていて、この靴のおかげで足の指が緩み、力感なく歩けるようになったんですけど。

レース前にバイクの練習をしておこうと思って、久しぶりにビンディングシューズをはいてみたら、なんと、痙縮(麻痺)が強くなったんです。

それも、足底刺激の変化から、上肢(左腕や肩)の麻痺の反応が大きくなりまして。

足底刺激、つまり、靴って重要なんやなと実感しました。

頑張るのは、誰でもできる。けれど…

チームの監督がよく仰ることがあります。

「頑張るのは、誰でもできる」と。

たしかに、人間の本能やホルモン機能的な観点から考えてみると、人間という生物はいつでも、アドレナリンという戦闘モードのホルモンを分泌することによって、頑張ることはできます。

ただし、その戦闘モードは持続できないんですよね。

瞬間最大風速的な火事場の馬鹿力に過ぎない。

ことトライアスロンという競技においては、それではイカンわけです。

なぜなら、トライアスロンは長距離競技だから。

瞬間風速的な最大出力が出せたとしても、その出力でずっとレースすることはできないんですね。

例えば、スイムやバイクで飛ばしまくって、ランでバテテしまう選手とか。

ランばっかりトレーニングして、バイクが遅くなってしまう選手とか。

トライアスロンという競技においては、3種目を合わせた総合的な力を高めながらも、決してバトルしない、つまりアドレナリンで走らないようにするトレーニングが必要やなと思うわけです。

そこに、トライアスロンという競技の奥深さがあるなぁと。

力感なく、ゆったりと生きる

頑張るのは誰でもできる。

けれど、トライアスロンという競技においては、アドレナリンで頑張るのではなく、オキシトシン系で幸福感を感じながら、ゆったりと自分のペースで走るのが大切で。

まさに、身体を使っていないかのごとく、使う

そのために、今月はゆったりとした中で自分のパフォーマンスを高めていく月やったんやなと思います。

結果的にそれで、指の曲がりも少なくなってきたし(気にならなくなってきたし)、脚の運びも骨盤先行でゆったりと動かせるようになってきたなと。

いずれきっと、この調子でいけば補装具なしでランを走れる日も来るでしょう。

そんな未来が来ることを期待しながらも、それでも焦らずに、今日もゆったりと自分のパフォーマンスを高めていこうと思います。

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