2023年夏。
20代最後の夏の日に、株式会社ワールドウィングエンタープライズ(鳥取市)(以下、ワールドウィング本部)での陸上合宿に参加したときに、初めて小山先生と出会いました。
ワールドウィングエンタープライズの小山裕史先生といえば、メジャーリーガーのイチロー選手や中日ドラゴンズの山本昌選手など、数々のスポーツ選手のトレーニングを指導してこられた方です。
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そんな小山先生と出会い、言われたことがそのまま過ぎて。これからの動きに繋げていこうと思っているのですが、なかなか言語化できるものではないのです。小山先生が開発した初動負荷トレーニングⓇというものは。
できる範囲で書くと、これまでの指枕で強制的に走ったり、スポーツ用の補装具で無理矢理走る方法では、脚に余計なものが付いているため、よろしくありません。
(よろしくないとはいっても、そうじゃないと歩けないわけですが)
しかし、小山先生曰く
「指枕や装具を使って頑張ろうとしていることはよく伝わってくる。ただ、努力の方向性は他にあるからね」
と仰るわけです。
その瞬間、「確かに…」と思う気持ちと「やっぱりか…!」と納得する気持ちが湧き上がってきました。
もう20年近く、この指枕と補装具というセットで無理矢理歩いてきましたが、ずっと違和感がありました。
けれど小山先生にそう言われて、ようやく言語化してくれる人が現れた…!という納得感とともに、ハッと道が拓けた気がしました。
そう。
やろうとしていることは合っている。
でも、やり方が間違っている。
ただそれだけやったんです!!
つまり、やり方さえ変えれば、痛みなく走ることができる!
わ、すごい。すごい!!痛みなく走れる!
その瞬間、僕の目の前にはパラリンピックで爆走している自分の姿が過ぎりました。