今シーズンのレースまとめと来シーズンの目標-2023年

大会レポート
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今シーズンのレースがすべて終わったので、各レースの振り返りと、来シーズンに向けての目標をまとめていきます!

今シーズンの目標タイムは?

今シーズンの目標タイムは、ずばり2時間を切ることでした。

2時間以内にスプリントの距離を走れると、次のシーズンでアジア選手権に挑戦できるからこそ、そこを目標にしていました。

ちなみに去年のベストタイムは、横浜大会で下記タイムでした

大会名総合記録スイムラップバイクラップランラップ
横浜大会2:01:580:24:280:47:090:45:29
(トランジションのタイムは省略)

今シーズンの記録は?

それでは、今シーズンの記録をまとめていきます!

大会名総合記録スイムラップバイクラップランラップ
横浜大会1:49:320:19:340:46:520:38:20
大阪城大会(OD)DNF0:37:381:39:49
近江八幡大会DNF0:17:48
長良川大会1:59:050:20:310:48:520:49:42
加西大会DNF0:26:130:51:18
(トランジションのタイムは省略)

こんな感じでした。

記録の残ったレースについては、目標にしていた2時間以内に走れるようになっていました!

横浜大会

横浜大会では、神奈川県在住の高校時代の友人である小吉にサポートしてもらいました。

移動+ウェットスーツ着脱+バイク運搬ですね。

スイムは想定通り、18分前後で泳げました。少し遅いか。

バイクは、スイムでやりすぎてややバテ気味。全力で踏むことなく、ランへの意識を置きながら走りました。

ランでは、フラフラになりながらもめいっぱい走りました。想定では45分くらいかかると思っていましたが、思ったより速く走れました。沿道の声援のおかげかなと。

写真は、一番最初にトライアスロンに誘ってくださった水谷陽と、一発目に東京で一緒に泳いだあずささん。

そして次の大会からは、ハンドラーのサポートなしで自力で全部自分でやれるようになろうと、決めた大会でもありました。世界戦でも戦えるようになるためです。

大阪城大会(OD)

大阪城大会では、オリンピックディスタンス(OD)、つまりパラの2倍の距離を走るのにチャレンジしました。

いきなり自力で全部自分でやる。それも初めてのODの大会で、というのはやや不安だったので、近くに住む友人にサポートをお願いしました。

お願いしたのは、トランジションエリアでのバイク運搬時にこけないように、というのと車いすでの移動ですね。

レース前後は、車いすで移動するようにしています。会場が広くて歩くのが大変なので。

でもいずれは、会場内も自分の足で歩けるようになりたいなぁと。国内やったらまだいいですけど、世界戦に出るようになったら、いちいち車いす持っていくのも面倒ですから。

大阪城大会は完走はしたのですが、制限時間内に走りきることができず記録にならず、DNF(Don’t Finish)でした。

スイムでお堀の中を泳ぎましたが、うわさで聞いていたほどではなく、かなり水もきれいで、波もないので泳ぎやすかったです。

スイムは1.5kmなのでそれほど問題なかったのですが、バイクノンストップ40kmがかなり堪えた。

バイク後の降車ラインを超えた後で、腰に激痛が。

まったく動けなくなって、しばらくうずくまっていました。

いや、マジでなんで40kmでここまで…⁉と思うくらい、かなり痛くてやばかった。

後日聞いたところによると、八尾監督いわく、バイクで乗車姿勢が丸くなっているから腰が痛くなるんやと。

ランの姿勢でバイクに乗るように、ということでした。

いやそれでもほんまに激痛で。

正直なところ、リタイアの文字が頭をよぎりながらも、でもサポートでトランジションエリアにいた梓が全然諦めてなくって。その信頼が嬉しくて。

まぁいいや、制限時間内に走り切れなくても、少し休んででも、歩きながらでも最後まで走りきろう!と。

T2で10分くらいうずくまりながら時間をかけて回復させて、ランパートではお腹崩して3回くらいトイレに駆け込みながら、何とか完走しました。

前に八尾監督が、こう仰っていました。

「速くても弱い選手がいる。遅くても強い選手もいる」

いつまでも、どこまでも強い選手でありたいです。

近江八幡大会

近江八幡にいる滴(しずく)という友人宅に泊まって参加した大会。

スイムはのびやかに泳ぐを意識して、序盤は飛ばさずに、終盤に向けてやや早くなっていくイメージで泳ぎました。

結果、タイムとしては今年で一番速かったですね(大会によってトランジションの計測ポイントが違うので、もしかしたら加西の方が速いかもしれない)

ただ、バイクパート終盤で山に突っ込みまして、落車。

いや、転倒した前後の記憶がなくて、気付いた時には山が迫ってきてまして。近江八幡の山はえらい熱烈な山なんやなと思いましたが(違う)。

ヘルメットは割れて、バイクもボロボロに。

記憶がないのでスポーツ脳震盪の可能性があるということで、近江八幡総合医療センターに救急搬送されました。

で、実は搬送された病院、泊まらせてもらっていた滴が研修医として働いている病院でして…。

まさかの、そこに運ばれるかという…(笑)

滴はお休みやったのですが、診察してくださった救急医の方が直接彼にLINEで連絡してくれたりと、なにかと助かりました。ありがとうございます。

まぁ、そういった経緯でDNFとなりました。

受傷後2週間は安静に、ということで、トレーニングのできない期間がありました、悲しい。

傷は、おおよそ1ヶ月くらいで癒えたと思います。

長良川大会

そして、7月中旬。最も暑い大会会場といわれる長良川大会に出ました。

この大会で、もともとCPサッカーの日本代表で、同じPTS-3カテゴリの深尾さんと初めてお会いしました。

長良川大会では、スイムはゆったりと泳ぎ過ぎましたか。いや違うな、アップがあまりできんかったんか確か。

最初の1周回はアップがてら泳いだ気がする。

そして、スイムアップ時にSEA(Swim Exit Assistant)の方に進路妨害をされるという…サポートしてくれること自体はありがたいんやけど、正直邪魔やった。打ち合わせしたんやから、ちゃんと連携してほしい。

バイクパートではゴリゴリ飛ばしまして。正直、やりすぎたなと。

PTS-2カテゴリで片脚欠損の日高さん。よく一緒に練習する機会があるので、バイクでバトルし過ぎました。途中で俺の左脚のベルト固定が外れてるのにも関わらず、日高さんでも片脚バイクでやってるんやからと同じように片脚ペダリングでぶっ飛ばしたり…はい、やりすぎました。

あんだけ八尾監督に「バトルしたらあかんで」って言われてるのに、あほです。駆け引きが楽しくなってしまいました。

で、案の定ラン前のトランジション(T2)でめまいが。軽い熱中症ですね。

一瞬リタイアが頭をよぎりましたが、でもまぁ、走ってるうちに回復するやろうという気持ちで、ランの前半は身体を休めつつジョグ。後半は普通に走りました。

けれどそれで10分/kmで走れるのもすごいですね。

熱中症でやられながらも、何とか完走しました。

帰りはパラサポートをしてくださっている岸田さんたちと、鰻を食べて回復。美味しかったです。

加西大会

両腕スイムで泳ぐ挑戦をした、加西大会。

スタート前に八尾コーチやぴろせ氏が応援に駆けつけてくれました。

スイムスタート前、コーチに「たくぼん、ちょっと緊張してるな!」と言われましたが、実際のところ全く緊張しておらず。

この大会は、バイクパート終了後にリタイアする予定やったので、ほとんど気張ってなかったんですよね。

あれです、7月のバイク練習でできた褥瘡が痛いのと、まだビモロシューズⓇで走れるまでにはなっていなかったからです。

スイムはため池を泳ぐので、波もなくて泳ぎやすかったです。上に乗って追い越させてもらった方、乗っちゃってごめんね、あは。

けれど、スイム後のT1までの距離が300~400mくらいあって。やばすぎ、遠すぎで。

右脚ケンケン+クラッチで走るんですけど、片脚欠損の選手と比べるとなかなか遅くて。あれも練習必要かも?いや、ビモロシューズⓇなしでも走れるようになればいい話か(想像つかんけども)

タイム測定ポイントがたしか、T1手前なので26分とかいう訳のわからんタイムになってるんですよね。

結局、両腕スイムがいいのかどうか判断付かず、でした。

バイクパートでは、いつも一緒にチームで走っている穴田さんとバトルしたりして、楽しかったです(バイクでバトルなって、もう)

バイク終了後は、2.5kmだけランではなく歩いて、制限時間が来てDNFとなりました。

そんなこんなで、今シーズンのレースを終えました。

来シーズンの目標は?

来シーズンの目標は、まず、4月のアジア選手権までに、補装具を着けずにビモロシューズⓇだけで、競技レベルで走れるようになることです。

両腕スイムを競技レベルまで仕上げるは、まだちょっと再来年かもなと思ってます。

一旦この半年間のオフシーズンは、LT2トレーニングとランの練習かなと。

そして、来年目指すタイムはこちら!

総合記録スイムバイクラン
来シーズンの目標1:27:0014分35分28分
今シーズンのベスト1:49:320:19:340:46:520:38:20
(トランジションのタイムは省略)

目標とする速度の比較は、下表の感じですね。

スイムバイクラン
来年の目標1分52秒/100m34.3km/h5分36秒/km
今年の現状2分36秒/100m25.6km/h7分40秒/km
去年の記録3分16秒/100m25.5km/h9分01秒/km

来年目標にしているタイム帯になってくると、同じカテゴリの世界の選手たちと争えるようになってきます。

そこがスタートラインです。

そのスタートランに、来年は立てるようにオフシーズンもトレーニングを重ねていきます!

具体的なトレーニングは、次の2つ。

  • このオフシーズンで低心拍領域のトレーニングを重ねて、全種目60%出力でも上表のレースペースで楽に泳いだり走ったりできるようになること
  • 初動負荷トレーニングⓇを通して、身体を使っていないかのごとく使う扱い方を身に付けること

去年からの成長度合いを考えると、十分達成可能な目標だと思っています。

そうはいっても、「ものさしよりも志」。

客観的なタイムだけを追うのではなく、主観的な強さにも磨きをかけていきたいと思います。

引き続き、応援よろしくお願いします!

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